Q:保険の入れ歯と保険外の入れ歯の違いを教えてほしい | 保険の入れ歯はプラスチックで出来ているために、 「割れやすい」「汚れやすい」「厚みがあり、異物感が大きい」などの 欠点があります。 保険外のものは、入れ歯の粘膜に触れる部分の多くが薄い金属でできているので、上記の欠点が改善されています。 |
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Q: 1本の歯の治療に何回もかかる理由が知りたい | 虫歯が小さい時に行うプラスチックの詰め物などの治療は1回で終わるものもあります。 虫歯が大きくなると、歯の型をとったり(2回以上は治療回数がかかる)、 さらに歯の神経の治療が必要な場合や、神経の再治療が必要な場合は、 5回から10回以上の治療になることもあります。 (ですから、虫歯が小さいうちに治療することがとても大切です) むし歯の治療の流れの詳細はこちら |
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Q: 金属をいれた歯がしみるのはなぜですか? | 歯がしみるのは、歯の神経が生きているためです。歯の神経が生きている場合は、金属が熱を伝えやすいので、入れた直後は冷たい水がしみることがあります。ただ、徐々に歯の中に刺激を遮断する組織が作られると、しみるのが良くなってくると思います。いつまでもしみるのが続く場合や、逆にひどくなる場合は、歯の神経に回復できないダメージがいっているかもしれませので、そのときは神経の治療が必要になります。 むし歯のしくみについての詳細はこちら |
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Q:親知らずを移植できると聞いたのですが? | 親知らずの移植はできますが、少なくとも以下の条件がクリアーされている必要があります。 ・全身状態に問題がないこと ・移植する親知らずに大きな虫歯や歯周病がないこと ・親知らずが、歯根膜を傷つけずに抜去できる状態にあること ・移植した歯を固定する歯が近くにあること さらに保険適用の場合は、親知らずと移植する場所に制限がありますので、 詳細はかかりつけの歯科医にご相談ください。 親知らずについての詳細はこちら |
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Q: どうして3ヶ月検診がいいのですか? | 検診の目的は「虫歯の予防と早期発見」、「歯周病の予防と管理」、 「咬合のチェック」「歯周病以外の口腔疾患のチェック」などですが、 虫歯の予防や歯周病予防のためには、適切な歯磨きや食事が大切です。 しかし、これらは習慣と密接に結びついているために、歯科医院に通院中はともかく、治療が終了してしまうと、また元の習慣的な歯磨きの仕方に戻る事がしばしばです。そのためには、新しい習慣を作り上げなければいけません。このように考えた場合に、本当は毎月の検診が望ましいのですが、 患者さんの生活事情その他の理由により、現在は3ヶ月検診をおすすめしています。 |
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Q:はぐきの検査はしなければならないのですか? | 歯周病の程度を知るためには、骨の吸収がどの程度進んでいるのか知る必要があります。おおまかに知るにはレントゲン撮影でもわかるのですが、さらに詳細に歯の周りの骨のどの部分がどの程度の吸収が進んでいるのか知る事で、咬合との関係や、歯ブラシで特に注意すべきことが分かりますので、はぐきの検査が重要になります。 詳しくはこちら |
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Q: 歯科医院によって自費の料金が違うのはなぜですか? | 自由診療に特に金額の定めはありません。例えば美容院でも、カットの値段が美容院によって異なるのは、それが自由に設定できるからに他なりません。 また、自費と言いましても、使う材料や被せ物を作る技工士さんも異なりますし、歯科医の経験や技量も異なります。それらの違いにも関わらず、保険ではほぼ一律の金額設定になっていますが、自費の場合は、それぞれの歯科医が、以上のことを考慮した上で、自己決定しています。 当院の自費の材料・料金についてはこちら |
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Q:丁寧な治療とは具体的にどういうことですか? | 一般的な丁寧な治療が必ずしもいい治療とは限りません。例えば丁寧に歯を削っても虫歯が取り残されていたら何にもなりません。ここで「丁寧」とは「乱暴にしない」という意味で言っています。さて辞書的には「丁寧」とは「注意深く念入りであること」ですが、この意味で具体的治療の例をあげますと、虫歯の取り残しがないように「齲蝕検知液」を使って虫歯の部分を赤く染めて治療すること、歯の充填や神経の治療の時に、唾液からの感染を防ぐためにラバーダムというゴムのマスクをつけて治療することなどは丁寧な治療と言えます。他にもたくさんありますが、本当に細かいことをいくつも積み重ねて初めて、患者さんのための治療と言えます。 詳細はこちら |
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Q: どういう時に歯を抜きますか? | その歯が、大きな虫歯や、重度の歯周病で保存不可能だと診断されたときに歯を抜く事になります。他に、その歯のはえている位置の異常によって、その歯が他の健全な歯に虫歯や歯周病などを引き起こす原因になる場合も抜く事があります。 |
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Q:子どもの治療にラバーダムは必要ですか? | ラバーダムの目的は、唾液からの感染予防、口腔粘膜や口唇の保護、誤飲の予防などですが、治療の内容によります。子供の虫歯が大きく、神経を一部残す生活歯髄切断法という治療や、虫歯にレジンを充填するときなどは、必要なことが多いですし、ラバーダムをした方がいいです。なぜなら、子供の場合は、ふいに動いたり、口腔自体が小さいので、治療の際に大人よりも、誤って口腔粘膜や口唇を傷つけてしまうリスクが高いからです。 ラバーダムの写真はこちら |
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Q: ラバーダムを使用している歯科医院と使用していない歯科医院がありますが、どうしてですか? | ラバーダムの目的は前述した通りです。大学では必要な時にはラバーダムを使用していますので、全くラバーダムを使用しない医学的理由は分かりません。ただ、現在の保険制度ではラバーダムを使用しても一切、お金になりません。ですから経済的理由からラバーダムを使用しないのか、ラバーダムを使う技術がないのかのどちらかだと思われます。 ラバーダムの写真はこちら |
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Q:親知らずはどうしても抜かないといけないですか? | 親知らずは必ずしも抜く必要はありません。親知らずの萌出位置が悪いために、歯周炎を引き起こしたり、手前の歯にダメージを与えたり、咬合に悪い影響を与えたりする時には、抜く必要があります。 親知らずについてはこちら |
Q: 噛み合わせが全身にどんな影響を与えますか? | これと決まった影響を与えることはありません。ただ、噛み合わせが原因で頭痛や肩こりが起きたり、その人の姿勢に影響を与えることはあります。また、それらのことが原因となり、他の疾患につながることはあるかもしれません。 マウスピースについてはこちら |
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Q:土台には、どんな種類がありますか? | 保険適用のものには、レジンと金属のものがあります。保険外のものでは、土台のポストの部分にグラスファイバーを使ったものや、金属でもイオン化しにくい丈夫で長持ちする白金加金を使ったものなどがあります。 土台の種類はこちら |
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Q: 金属アレルギーがあります。その場合はどんな補綴物をいれたらいいですか? | まず、どの金属のアレルギーかパッチテストで調べる必要があります。比較的アレルギーが起きにくいのは、金のカラットの高いものですが、それでもアレルギーが起きる場合は、チタンあるいはセラミックなどの金属以外の材料を使うのがいいと思います。 補綴物の種類はこちら |
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Q:以前保険で前歯を入れたのですが、色が変わってきました。どうしてですか? | 保険の場合は白い部分がレジンというプラスチックのために吸水性があります。経年的変化もありますが、食物などの影響で色が変わってきたと思われます 。 補綴物の種類はこちら |
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Q: 保険を使用してホワイトニングをすることができると聞きましたが本当ですか? | 歯自体を白くするいわゆるホワイトニングは保険の適用外です。歯石を除去したり、研磨剤を使用してクリーニングを行うことは保険でできます。 |
Q:食いしばりがあるのですが、マウスピースは保険適用ですか? | 歯ぎしりや顎関節症の原因となる場合、保険適用で作成できます。 詳しくはこちら |
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Q: 歯を白くしたいのですが、どんな方法がありますか? | 歯を白くするには、ホワイトニングといって、歯の表面のエナメル質を薬剤を使って白くする方法があります。これには2つの方法があり、ひとつは歯科医の指導でご家庭で行うホームホワイトニングで、もうひとつは歯科医院で薬剤を塗布して光を当てて行うオフィスホワイトニングです。 ただ、どちらも歯が健全であることが必要です。虫歯の充填物の着色や被せ物の色が変化した物は、それらをやり直すか研磨する必要があります。 |
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Q:虫歯予防には、何が一番よいですか? | 子供の虫歯予防にはフッ素塗布が有効です。しかし、歯周病が低年齢化している現在、同時に正しい歯磨きと適切な食事習慣がとても大切になります。 虫歯というと部分的な問題と捉えがちですが、私たちの体はひとつの生命体であり、すべてつながって関係していますから、健康には何が一番良いかというご質問と同様に、虫歯予防に一番良い方法というのはありません。 スマイル歯科で実施している予防治療はこちら |
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Q: 歯が抜けたままですが、そのままではダメでしょうか? | 抜けた部位とその方の口腔状況にもよりますが、もし抜けたことによって、噛み合わせに影響したり、対合歯の挺出を引き起こすようなら治療の必要があります。 入れ歯・ブリッジ・インプラントについてはこちら |
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Q:インプラント・ブリッジ・入れ歯の長所短所を教えてほしい。 | いずれも歯を失ったときの補綴処置ですので、歯のない部分を何で補うかということになります。 インプラント・・・長所は他の歯を削ったり、他の歯にバネをかけたりせずに、単独で歯の技巧物を作ることができること。また取り外しの必要もなく、骨に直接植立するので、よくものを噛めるという利点がある。 短所は、骨に植立するための外科処置が必要なために、患者さんの全身状態に問題がないことや、骨にインプラントに必要な十分な骨の厚みが必要であることなどが挙げられる。 インプラント詳細はこちら 入れ歯・・・長所は患者さんの全身状態に多少問題があっても作成できること。また、ほとんどのケースでは顎の骨の厚みや咬合状態に関わらず作成することが出来ること。 短所は、自前の歯に比べるとものをよく噛めない。異物が口の中にあるために食べ物を美味しく食べることができない。入れ歯を外して洗浄しなければならない。入れ歯の部位によっては、しゃべりづらい、見た目が悪いなどの欠点がある。また、残っている歯にバネをかける場合は、その歯を痛めやすい。入れ歯についてはこちら ブリッジ・・・長所は入れ歯に比べてものをよく噛めること。咬合や歯の形態が悪い場合に修正できること。 短所は、ダミーの前後の歯を削らなければならないこと。削った前後の支台歯に負担がかかること。清掃が難しいことなどが挙げられる。 |
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Q: 入れ歯が食事中におちてきます。新しいのを作らなければなりませんか? | 入れ歯の状態や、口腔状態によりますが、入れ歯の内面を修正したり、咬合調整をすることで、良くなることがあります。また、バネのある入れ歯ならバネの調整をすることで、落ちづらくすることも出来ます。以上のことを行ってもダメな場合は、新しく作った方がいいかもしれません。 入れ歯についての詳細はこちら |
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Q:歯がぐらぐらしています。歯を抜きたくありません。どうしたらよいですか? | ぐらぐらの程度によりますが、無理に残してかえって体に悪い影響(細菌が血液を通じて全身に運ばれるなど)を与えることもありますので、抜いた方がいいことがあるのも事実です。ですが、ぐらぐらの程度が軽度なら、正しい歯ブラシと咬合調整で良くなることもあります。また、隣の歯と固定してぐらぐらした歯をより長く保たせることも出来ます。 |
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Q: 何歳まで子どもの歯を親が磨いてあげる必要がありますか? | ご存知のように子供は乳歯から混合歯列期を経て、永久歯として完成するのですが、乳歯がはえそろうのが、2歳半から3歳、その後6歳前後で永久歯がはえはじめ、個人差はありますが、永久歯が完成するのが、11〜12歳くらいです。歯磨きというのは知識のある大人でも難しいものです。まして混合歯列期というのは、乳歯と永久歯が混在し、口の中の環境が大きく変わる時期になります。したがいまして、子供に正しい歯磨きを教えることと同時に、仕上げ磨きとして親が見てあげるのは、永久歯が完成する年齢まで必要だと思います。 |
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