インプラントは他の歯に負担をかけません。

 

HOME | インプラント

インプラントとは


失った歯の部分に、棒状のチタン合金を骨に埋めることによって、骨に直接維持を求めた人工の歯(人工歯根)のことを言います。
他の歯に負担を欠けませんので、健全な歯を削りたくない方には向いている治療です。また、顎の骨は歯が無くなると痩せてきますが、インプラントを植立する事で、骨が痩せるのを防ぐ事が出来ます。もちろん、通常の歯と同じように、歯ブラシによって歯周組織を健全にする事や定期的な咬合の調整などは必要です。
インプラント手術前
インプラント手術後
上部補綴物装着

治療の流れ

 

  1. ・インプラントの説明
  2. ・サイズ確認のための模型などの資料どり
  3. ・インプラント手術当日
  4. ・翌日消毒
  5. ・経過観察(3日後)
  6. ・抜糸(7日後)
  7. ・傷口確認(14日後)
  8. ・経過観察(1ヶ月後)
  9. ・仮歯製作(2〜3ヶ月後)
  10. ・上部構造製作

 抜けた部分を 何で補うか?

歯を失った時に歯のない部分を放置しておきますと、噛み合わせに影響がいき、他の歯に余計な負担がかかったり、見た目にも悪い影響を及ぼすことがあります。そこで、失った歯の部分をどういったもので補うかということになりますが、その方法としてはインプラント・ブリッジ・義歯・歯の移植などがあります。

 
歯がなくなった場合の治療法
 

インプラントのメリット・デメリット

 

 

 インプラントのメリットとは?

・長所は何と言っても他の歯を削ったり、他の歯にバネをかけたりせずに、単独で歯を作ることができることです。次に骨の中にチタンを埋入しますので、ある程度骨の吸収を防ぐことが出来ます。また入れ歯のように取り外しの必要もなく、骨にくっつきますので、ものを良く噛めるという利点があります。
 
1.自分の歯と同じように噛む事ができますので、違和感がほとんどありません。
2.健康な歯を削ったりする処置が必要ありません。
3.見た目が自然で、人前で口元を気にせず食事やおしゃべりを楽しむことが可能です。
4.歯のない部分の顎の骨がやせてしまう事が防げる。 
 
 

 インプラントのデメリットとは?

・短所は、保険が効かないために費用が高額になること。また、骨に植立するための外科処置が必要なことや、 インプラント手術に必要な顎の骨の厚みが必要であること、入れ歯に比べて噛み合わせの歯との間に充分なスペースが必要なことなどが挙げられます。
 
1.骨を削る外科的手術が必要となる。
2.全身疾患がある方においては、インプラント治療を施せない場合がある。
3.保険適用外の治療法となるため、高額な医療費がかかる。
 
 

【参考】
公益社団法人日本口腔インプラント学会
https://www.shika-implant.org/qa.html

 
 

インプラントについての補足
(手術後にはメンテナンスが重要)

インプラントは人工歯根を植えて、その上に補綴物をかぶせたものなので、むし歯になることはありません。しかし、一番怖いのは歯周病です。歯周病は、インプラント(人工歯根)を支えている骨を溶かししまうのです。定期的に検診を受けて、インプラントの周囲に炎症がないかどうか見てもらうことが大事です。炎症が起きてなくてもインプラントの歯は、天然歯と異なります。過度な力がインプラントにかかることで破損が起こることがありますので、口腔全体の噛み合わせも毎回調べることが重要です。
 

メンテナンス内容

まずは、インプラント周囲の粘膜の色、かぶせものに破損がないか、はぐきに腫れがないか確認したのち、下記の詳細項目について検査していきます。
 
1.ブロービング
インプラント専用のブローブを使用してインプラントと粘膜の間の数値をはかります。
 

 
2.出血の有無
ブローブで深さを測っている際に、出血がないかどうか確認します。
 
3.浸出液の有無
患部の粘膜を指や器具でさわって排膿がないかどうか確認します。
 
4.動揺
インプラントに動揺があるか、上部構造に揺れがあるか慎重に確認します。
 
5.レントゲン検査(必要に応じて)
インプラントを支えている骨に異常がないかどうかレントゲンをとります。
 
6.噛み合わせ確認
咬合紙や触診で噛み合わせが正しいか確認します。
 

インプラントについてのよくある質問

 
質問1)インプラントって痛いの?
通常の治療で行う表面麻酔(塗る麻酔液)と麻酔の機械によるスピードコントロールでしっかり麻酔しますので、手術中は痛みはありません。
  

質問2)手術に危険はありますか?
以下の3点がクリアーされていれば、ほとんど心配ありません。
① 全身状態に問題がないこと。(糖尿病、循環器疾患など)
② 骨がしっかりしていること。(骨の量が十分ある
③ 疲れや精神的ストレスがたまっていないこと。
また、感染の危険をより少なくするために、術前にお薬を飲んでいただくことがありますので、歯科医師の指示を守っていただくことは必要です。
  
 

質問3)費用が高いのでは?
費用はインプラント代金、手術料、薬代、消毒滅菌代などが含まれた金額になります。金額はインプラント体の種類、数、上に被せるものの材質などによって異なります。また、歯科医院によっても異なりますので良くご相談される事がいいと思います。
 
 
 
質問4)インプラントの寿命はどのくらいですか?
インプラントは永久的なものではありません。お口の中を衛生的に保つ事を心がけ、定期的検診を受ける事で、10年以上良好に維持されている患者さんもたくさんいます。正しいお手入れを歯科衛生士がご指導いたします。
 
 
 
質問5)インプラントと入れ歯は何が違いますか?
インプラントは歯が抜けた部分に人工の歯根を植え、そこに人工の歯を装着する治療法で取り外しがなく自分の歯と同様に美しく、よく噛める事ができます。入れ歯が顎の骨を痩せさせる原因になる事がある反面、インプラントは骨が痩せ、顔の相が老化するのを防ぎます。
 
 
 
質問6)インプラントを入れた場合にいつからかめますか?
使用するインプラントの種類・部位または患者さんの顎骨の状態によって違いますが、2〜3か月を目安にしています。
 
 
 
質問7)インプラントができない場合はありますか?
インプラントは健康な方なら、基本的にどなたでも可能ですが、妊娠中の方、糖尿病・骨粗しょう症あるいは心疾患等の全身疾患がある場合はインプラントを行えない場合があります。また顎の骨が痩せていて、骨量が不足している方や歯周病のコントロールが出来ない方はインプラント治療は困難になります。
   

インプラントの費用

 

種類
1本あたりの料金
インプラント1回法  ¥231,000
 インプラント2回法  ¥289,000

 上記の金額には上部構造の料金は含まれていません。
 

お問い合わせ TEL 027-320-2418