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子供の歯の治療について

「子供は大人を小さくしたものではない」と言われます。子供には子供の心や体の特質があります。大人の感覚やアプローチの仕方では上手くいかないことが多いです。子供ならではの柔軟性や順応力がありますので、むし歯の予防や治療も子供の可能性を信じることから始めましょう。
 
 

 

 

 【参考】
公益社団法人 日本小児歯科学会
http://www.jspd.or.jp

 

歯医者が苦手なお子さんをお持ちのお母様へ

最初に決して叱らないで下さい。また、日頃の会話で歯医者が怖いところという印象を与えないで下さい。焦らずにゆっくり歯科医院に慣らしていきましょう。お母さんが緊張しているとお子さんに伝わってしまいます。お母さんは心配しないで、ニコニコ顔で歯科医院に連れてきてください。お母さんのニコニコ顔がお子さんに安心感を与えます。小さなお子さんや泣いているお子さんにはベテランの歯科衛生士が対応しますので、心配せず安心してお任せください。

子供の治療は無理をせずに少しずつ進めます。

 
歯科医院に対して「怖い」「痛い」「嫌なことろ」というイメージがお子さんに入っていると難しいですが、初めから安心してお口を開けて歯磨きをさせてくれるお子さんもいます。また、家での歯ブラシで痛い経験があると歯ブラシを嫌がります。お母さんは一緒に歯ブラシを学ぶつもりでいらして下さい。
 
 
 

◆「ベテラン歯科衛生士」がトレーニングから始めます。

 
トレーニング

 
 
当院では、初めは歯科の治療用の椅子に座ることから始まり、次に口を開けて歯を見せてくれること、お口の中にミラーを入れること、水になれること、音になれることなど順番に行っていきます。
 
 歯科医院が初めてのお子さんのトレーニングについては少しずつゆっくりと行いますので、患者さんが沢山いてバタバタしている時は、お子さんのトレーニングの予約は取らないこともあります。
 

 
 
最初は、あまり混んでない時間帯で予約を取ることがいいでしょう。今まで大泣きだったお子さんでも、ゆっくりしたトレーニングから始めることで、治療ができるようになったお子さんは沢山いらっしゃいます。1回目がダメでも2回目や3回目でうまく行くこともありますので、一緒に頑張りましょう。
 
 

 
 

 
 

痛くないとわかれば、子供は歯の治療をリラックスしてうけることが出来ます。

 

トレーニング

歯の治療は痛くなく、怖くないとわかってもらうためにスマイル歯科では歯科医院が苦手なお子様には下記のトレーニングをおこなっております。 2〜3回のトレーニングを行うことで、歯医者への恐怖がなくなり、治療中に寝てしまうお子さんもいらっしゃいます。
 

Q:3歳の子供なのですが、他院にて泣いて治療ができなかったのですが、子供の場合はトレーニングから初めることができると聞いたのですが、3歳でもやっていただけますか?(伊勢崎市30代主婦)院長からの回答はこちら

 
1.お水になれることから
この器具は、お水と風がでてきます。実際にお子さんにさわってもらい、お水と風を出してもらいながら、この器具になれてもらいます。お子さんによっては水鉄砲みたいだと喜んでいじっています。
 
水

 
2.この器具はお水をすってくれるのよ
水鉄砲遊びの次は、コップにお水をためて、このバキュームで実際にすってみせます。歯科医院には沢山の器具がありますが、ひとつひとつお子さんに、丁寧にきちんと説明することで、歯科医院への怖さがなくなってきます。
 
バキューム

 
3.お口に中にいれても痛くないよ
この器具(バキューム)お口の中のお水をすってくれるものだから「痛くないよ」と説明し、実際に歯科衛生士の腕にあて痛くないことを見てもらいます。その次にお子さんの腕にあてて「痛くないこと」を体感してもらいます。
 
腕

 
4.お風はむし歯をやっつけるアイテム
エアーは実際に、腕や頬に風をあてて体感してもらいます。ぬれた状態だとお薬がきちんとつかないことを説明します。「むし歯をやっつけるための道具だよ」と説明すると「うん」とうなづいてくれます。
 
エアー

 
5.ピンセットやミラーになれる
器具になれたところで、次に行うことは、器具をお口の中に入れることになれてもらいます。ミラーをお口の中にいれて自分の歯をみてもらったり、ピンセットで綿球をつかんでもらい、器具への違和感を軽減していきます。
 
ピンセット

 
6.音になれる
怖さを感じるのは一番は「音」です。始めは、ブラシがついた器具をお口の中にいれて低速で歯を磨きことから始めます。低速なので音も静かです。 
タービン

 

 
7.仕上げはお口の中にお水がはいることになれる
お口の中にお水がはいることと音に慣れて もらうために実際にタービンを見せてバーを付けないで口の中に入れてみます。水はバキュームですぐにお水を吸います。バキュームの役目はもうお子さんはわかっているので、恐がりません。
仕上げl


 虫歯予防にフッ素塗布

歯の作られる時期に適量のフッ素が作用すると「虫歯に抵抗性のある良質の歯が作られる」という意味で、高濃度のフッ素塗布は有効です。
 
フッ素は自然界に広く存在しており、食べ物や水のなかにも必ず含まれています。 特にめざし、わかめ、にぼしなどの海産物や、普段から口にすることの多いお茶などにも比較的多くのフッ素が含まれています。
 
トレーフッ素

 
高濃度 フッ素を塗布することで歯質は強化されます。しかし、塗布したからといって必ず虫歯にならない訳ではありません。毎日の歯磨きと食習慣はやはり大切です。
 
当院の予防歯科についてはこちら
 

・フッ素は生えたばかりの歯ほど効果があります。
・フッ素はむし歯予防の手助けをします。
・お子さんだけに歯磨きを任せるのではなく、仕上げ磨きをするように心がけてください。
・お子さんの歯磨きの習慣化の責任者は保護者です。
 
 
フッ素塗布後の注意
・塗布後、30分間はうがいや飲食を控えてください。
・3ヶ月から6ヶ月に一度、定期的にフッ素塗布を行うようにしましょう。

 

【参考】
厚生労働省 生活習慣予防のための健康情報サイト
「フッ化物歯面塗布」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-02-008.html

 

お問い合わせ TEL 027-320-2418