歯が長くなってきて、水にしみることがあります。原因と対処法について教えてください。

 

 
歯が長くなる

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【ご質問】 
歯が長くなってきて、水にしみることがあります。原因と対処法について教えてください。
 

【回答】
歯が長く見えるようになったのは、歯の周りを取り囲む歯槽骨が吸収されて、歯肉の退縮が起こり、見かけ上、歯肉の上に見える歯の部分が長くなったのだと思います。
 

 
 
原因は、不適切な歯ブラシの仕方や、歯周病が考えられます。
 
また、水にしみるのは、歯肉が退縮したために、歯の象牙質部分が露出して水に感じるようになったのだと思います。
 

 
 
 

まず、歯肉退縮についてですが、残念ながら元のように完全に回復させることは出来ません。ただし、それ以上ひどくならないように、正しい歯ブラシの仕方を覚える必要があります。
 

 
そして早期接触など咬合が関係している場合は、歯科医院で嚙み合わせを調整してもらわなければなりません。
 

 
 
歯周病が進行している場合は、歯肉の退縮と同時に歯の挺出(ていしゅつ)が起きていることがあります。このような場合は単なる咬合調整では不十分なことがあり、歯科医師とよく相談して補綴処置も含めて検討する必要があります。
 
 

水がしみる


次に水がしみることに関してですが、象牙質が露出している場合は、コーティングをしてしみるのが治るのか様子をみてみることがよく行われています。
 


 
露出した歯の部分がくさび状に削れている場合は、レジンで修復しますが、前述しましたように歯の挺出が大きく、歯そのものの形態を大きく変える必要がある場合は、歯に被せ物をすることも行われます。
 
その際に歯の神経の治療が必要なこともあり、歯の神経を抜けば、水にしみる
ことはありませんが、これは最終的な手段だと考えていただいて構いません。
 

以上は一般的なご説明ですが、歯の部位や歯周病の程度によっては、歯周外科を併用して治療を進めることもありますので、詳しい検査を行い治療方針について良く説明してもらうのがいいと思います。
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